仕入れたばかりの印材は、厳密に言うと平らではないため
軽く面刷りをします。長年の技で、印面を擦るだけで真っ平ら
か違うかがわかるようになります。

ベースになる朱墨を均等に打ち付けます。(着塗)

罫描きにより、字入れ前にある程度文字の割付をしておきます。

出来上がりをイメージしながら墨と筆で印面に直接逆文字を入れていきます。

墨と朱墨を使い、微調整をしながら細かい部分を仕上げていきます。

字入れが完成いたしました。さて、次はこの朱色の部分を削り取る、
粗彫りの作業です。

 

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